2010年07月17日

『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』

ようやく観に行く事が出来ました。

20代後半の女子の心情をベースに、アラサー世代に送る傷だらけのライム。

感情移入しない訳ないじゃないか。

今の自分にビッシビシと叩きつけられる内容満載。

こんな痛痒くて、そして背中を押しくれた映画はないと思う。


以下は少しネタバレるかも知れませんので、まだ観てない方はお控えなすって。



さて、登場人物それぞれに抱えた現状、そのどうにもならない現状から抜け出したいけど抜け出せない。

そのもがく様を大袈裟にでなく、かといって繊細になり過ぎず、絶妙なバランスで浮き上がらせる入江監督の手腕ったらない。

大なり小なり現実ってそうなんだよなー、と。

いわゆるハッピーな終わり方とは違うのだけど、観終わった後の清清しさには脱帽した。

これがテレビ的(悪い意味の)なものであるならば、最後は何か適当な資金提供者とかが出て来て、ライブが出来るぜー!ってなって、仲違いしたメンバーも戻ってきて、伝説の川原でSHO-GUNGの2人とタケダ先輩の曲に乗せてライミングって事になるんだと思う。

でも、当たり前だが入江監督の選択はそうじゃない。

それは少し匂わす程度にしかしない。

そして、およそステージとはかけ離れた場所がステージと化す。

そのシーンは一回目に観た時よりも二回目三回目以降に観た時の方が輝きを増すように思える。

そんな名シーン。

きっと少し匂わされた事で、テレビ的なものに感化された人にとっては物足りなさも感じるかもしれない。

でもね、良いんですよ。

その「物足りなさ」ってのが、現実なんだよねぇ。

現状に鬱屈した気持ちが少なからずある人にとって、この映画はきっと輝いてみえる。

鈍く輝く登場人物に、身も心も奪われていく。

で、この映画が輝いて見えるなら、自分の現状だってそんなに捨てたもんじゃあないって事に気が付く。

あったかいなぁ、この映画。

泣けるかって言ったら、そらぁもう、これこそまさに、号泣メーン!!ってヤツでしょう(笑)

いやはや、ほんとに最高です!


あ。

安藤サクラ、『愛のむきだし』でも感動的でしたが、今回もまた素敵過ぎ。

個人的には満島ひかりよりも上です。

彼女を産んだことは、ご両親の数ある仕事の中でも最高の仕事だったんじゃないかと思えるくらい。

あと、もちろん突っ込みどこもありますが、そういうのが改善されると更なる境地へたどり着くと思うと、入江監督の末恐ろしさを感じてなりません。。。

とにかく監督、この映画、1800円じゃあ安すぎですよ(笑)!
posted by マスダ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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